職場の周りに蜻蛉がめちゃクソ飛んでいる。
独り身のやつとか交尾中のやつもいる。
蜻蛉を見ると父親のことを思い出します。
山の中の公園で、お父さんは蜻蛉を何匹も捕まえて、裏っ返しにして柵の上に置いていった。
蜻蛉はもう自由の身であるにも関わらず、そのままにされている。
お父さんは
「この人たちは、馬鹿だから、自分がどうなってるのかわからないんだよ」
と言った。
蜻蛉は確かに頭悪い。
顔も近くで見ると割とキモいし。
口に入るものは、なんでも食べちゃうらしい。
だから人工で交尾蜻蛉を作ろうとして、他の蜻蛉のしっぽを噛ませてもそのまま食べちゃう。
肉食だしね。
オニヤンマと、イトトンボは、めっちゃレア。
イトトンボは神様トンボとも言うし、神秘的な感じがする。
この世で最後の生き残りとして、裏っ返った馬鹿な蜻蛉がいたとしたら、逆さまの世界が普通になってしまう。
やっぱり馬鹿だけど、どこか憎めない馬鹿さ。
一緒に仕事は、したくねー。
爽やかさん太郎
kasuriと綴る創造とcrashの旅
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